新年に欠かせない縁起物・・・その正式な意味や謂れとは?
正月といえばとにかく縁起の良いものが多い時期です。毎年決まって用意する縁起物ですが、本来どんな謂れがあるのか知らずに過ごしているという方も多いのではないでしょうか?
実は私も「そういわれると・・・」と考えてしまうものがほとんどでした。そこで縁起物について意味と謂れを調べてみました!
正月に用意するものは本当にたくさんあります。全ては紹介しきれないのですが、主だったものを詳しく解説していきたいと思います。
正月に飾る門松やしめ飾り・・・その正式な意味は?
ここでは「飾るもの」について見ていきますね。
【門松】
年神様はこの門松を目指して降臨される、と考えられています。新年の年神様をお迎えするのには欠かせないものです。松に「神を待つ」という意味があるのもこの説を聞くと納得ですね!
【しめ飾り】
穢れを取り除くものと言われています。新しい年の年神様をお迎えするのに、穢れた場所では失礼にあたりますよね?ですからしめ飾りで場の浄化をしてから年神様をお迎えするんです。厄除けや長寿、子孫繁栄の意味もある縁起物です。
正月飾りを玄関に飾るのは12月28日までに。12月31日は「一夜飾り」12月29日は「二重苦」となってしまうので良くありません。
また、片づける時期としては松の内の期間中は飾っておくようにしたいものです。関西では1月16日以降、関東では1月8日以降に片づければ大丈夫です。
それ以外にもまだまだある縁起物!意味と由来を解説します!
主に飾るものについて見てきました。ですが正月の縁起物はまだまだ細かく意味が与えられています。上記以外のものについても見ていきますね。
【おせち】
年神様へのお供え物です。おせちは重箱に入っていますが、重箱には「めでたさ(福)を重ねる」という意味があります。
【雑煮】
餅はそもそも年神様へのお供え物として正月に用意される「年魂」です。鏡餅が代表的ですね。更にそれを食べることで神様からの恩恵が得られ、豊作祈願をすることができるという縁起物です。
【お年玉】
お年玉の由来は「御年魂」です。上の雑煮の餅と同じ考え方ですが、子供に与える神様からの恩恵は江戸時代には、現金で渡すようになったと言われています。